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Wi-Fiが遅い原因とは?回線との違いと見分け方をやさしく解説

目次

はじめに|Wi-Fiが遅い=回線が遅いとは限らない

「Wi-Fiが遅い」「動画が止まる」「ページの表示に時間がかかる」
こうした悩みを感じたとき、多くの人が「回線が遅いのでは?」と考えがちです。

しかし実際には、Wi-Fiが遅い原因は回線そのものではなく、Wi-Fi環境にあるケースも少なくありません。
たとえば、
・ルーターが古い
・電波が部屋まで届いていない
・使っている時間帯に負荷がかかっている
といった理由だけでも、体感速度は大きく落ちてしまいます。

一方で、マンションの回線方式や契約内容が原因で、どれだけWi-Fi対策をしても改善しないケースがあるのも事実です。
この違いを知らないまま対策をすると、
「ルーターを買い替えたのに変わらない」
「お金をかけたのに意味がなかった」
という結果になりがちです。

この記事では、
Wi-Fiとインターネット回線の違いをやさしく整理しながら、どこに原因があるのかを見分ける方法を解説します。
専門知識がなくても判断できるよう、具体例を交えて説明していきますので、ぜひ順番に読み進めてください。

Wi-Fiと回線の違いをやさしく整理

インターネット回線とは何か

インターネット回線とは、自宅やマンションとインターネットの世界をつなぐ「大元の通信経路」のことです。
光回線やケーブル回線などがこれにあたり、道路で例えるなら「幹線道路」のような存在です。

この回線の速度や安定性は、
・マンションの回線方式
・契約しているプラン
・時間帯の混雑状況
などに影響されます。

回線自体が混雑していたり、もともとの上限速度が低い場合は、どんなにWi-Fi環境を整えても通信は速くなりません。


Wi-Fiとは何か

Wi-Fiは、回線で受け取ったインターネットを、スマホやパソコンに無線で届ける仕組みです。
こちらは「自宅の中の道」と考えると分かりやすいです。

Wi-Fiの速さは、
・ルーターの性能
・設置場所
・電波の届きやすさ
・同時に使っている台数
といった、自宅内の環境に大きく左右されます。

つまり、回線が速くても、Wi-Fi環境が整っていなければ体感速度は遅くなります。


「回線が速いのにWi-Fiが遅い」状態が起こる理由

よくあるのが、
回線自体は十分な速度が出ているのに、Wi-Fi部分でロスが発生しているケースです。

たとえば、
・ルーターが何年も前のモデル
・壁や床を挟んで使っている
・電子レンジや家電の近くに置いている
といった状況では、回線の性能を十分に活かせません。

この状態では「回線が遅い」と感じてしまいますが、実際の原因はWi-Fi側にあります。
そのため、まずはWi-Fiと回線を切り分けて考えることがとても重要になります。

Wi-Fiが遅くなる主な原因

ルーター性能が足りていない

Wi-Fiが遅くなる原因として多いのが、ルーターの性能不足です。
回線が速くても、ルーターがその速度に対応できていなければ、通信は頭打ちになります。


古いWi-Fi規格(Wi-Fi4/5など)を使っている

Wi-Fiには規格があり、古い規格ほど通信速度の上限が低くなります。
たとえば、数年前のルーターでは、現在の高速回線の性能を十分に活かせないことがあります。

「回線は速いはずなのに、Wi-Fiだと遅い」と感じる場合、
ルーターの規格が原因になっているケースは少なくありません。


同時接続台数が多すぎる

スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機など、
同時に多くの機器を接続すると、Wi-Fiの通信が分散されます。

特に家族が多い家庭や、テレワークと動画視聴が重なる時間帯では、
1台あたりの通信速度が落ちやすくなります。


電波が届きにくい環境になっている

ルーターの性能だけでなく、電波の届き方も通信速度に大きく影響します。


ルーターの設置場所が悪い

ルーターを部屋の隅や床に近い場所に置いていると、
電波がうまく広がらず、通信が不安定になります。

できるだけ部屋の中央、見通しの良い場所に置くことで、
Wi-Fiの届き方は改善しやすくなります。


壁・床・家電による電波干渉

Wi-Fiの電波は、壁や床、金属製の家具に弱い特徴があります。
また、電子レンジやコードレス電話などの家電も、電波干渉の原因になります。

「部屋を移動すると遅くなる」という場合は、
こうした障害物が影響している可能性があります。


周波数帯の使い分けができていない

Wi-Fiには複数の周波数帯があり、使い分けが重要です。


2.4GHzと5GHzの違い

2.4GHzは遠くまで届きやすい反面、混雑しやすい特徴があります。
5GHzは高速ですが、壁や床に弱い傾向があります。

用途や場所に合わせて使い分けないと、
本来の速度が出にくくなります。


夜間に遅くなるケースもある

「夜だけ遅い」と感じる場合、Wi-Fi環境だけでなく、
利用状況の影響も考えられます。


同じ時間帯に利用者が集中する影響

夜は家族全員がスマホや動画を使う時間帯です。
同時利用が増えると、Wi-Fiの処理が追いつかず、
通信が遅く感じられることがあります。

この場合、必ずしも回線や機器の不具合とは限らず、
使い方の問題であることも多いです。

回線が原因で遅くなるケースとは

マンションの回線方式が影響する場合

マンションでは、建物全体で同じ回線を共有していることが多く、
この回線方式が速度に大きく影響します。

マンションのネットが遅い場合、まず確認すべきなのが「回線方式」です。
実は、同じ光回線でも建物の配線方式によって、速度や安定性に大きな差が出ます。

▶マンション回線の種類を見分ける方法|VDSL方式・光配線方式・LAN配線方式をやさしく解説 
マンションで使われている回線がVDSL・光配線・LAN配線のどれなのかを見分けるための記事です。
回線が遅さの原因かどうかを判断したいときに役立ちます。

どれだけWi-Fi環境を整えても、
建物側の仕組みがボトルネックになっていると、通信は改善しません。


VDSL方式の特徴と注意点

VDSL方式は、建物までは光回線、
各部屋までは電話回線を使う仕組みです。

この方式は、
・時間帯によって速度が落ちやすい
・最大速度が低め
という特徴があります。

特に夜間に極端に遅くなる場合、
VDSL方式が原因であるケースは珍しくありません。


LAN配線方式・光配線方式との違い

LAN配線方式や光配線方式は、
各部屋まで安定した通信が届きやすい仕組みです。

VDSL方式と比べると、
速度や安定性に差が出やすく、
「同じマンションなのに部屋によって速さが違う」
ということも起こります。


プロバイダや契約プランの影響

回線の種類だけでなく、
契約しているプロバイダやプランも速度に関係します。

混雑しやすいプランや、
通信方式が古い場合は、
時間帯によって速度が大きく落ちることがあります。


回線自体が混雑・制限されているケース

特定の時間帯だけ極端に遅くなる場合、回線全体が混雑している可能性があります。
この場合、Wi-Fi機器を買い替えても改善せず、回線の見直しが必要になることが多いです。

「Wi-Fi対策をしても変わらない」と感じたら、回線が原因かどうかを疑ってみましょう。

Wi-Fiと回線、どちらが原因かを見分ける方法

有線LAN接続で速度を測定する

原因を切り分ける一番分かりやすい方法が、
パソコンを有線LANで直接つないで速度を測ることです。

有線接続で十分な速度が出ていれば、
回線自体には問題がなく、Wi-Fi側に原因がある可能性が高くなります。

反対に、有線でも遅い場合は、
回線や契約内容がボトルネックになっていると判断できます。


スマホとパソコンで速度差を確認する

同じ場所で、
スマホとパソコンの両方で通信速度を比べてみましょう。

片方だけ極端に遅い場合は、
端末側の設定や性能が影響していることもあります。

この比較だけでも、
「回線なのか、Wi-Fiなのか、端末なのか」
大まかな見当をつけることができます。


時間帯を変えて速度をチェックする

朝や昼は問題ないのに、
夜だけ遅くなる場合は、
回線やWi-Fiの混雑が原因である可能性が高いです。

時間帯を変えて測定することで、
常に遅いのか、特定の時間だけ遅いのかが分かります。


他の部屋・場所で通信してみる

ルーターの近くでは速いのに、
別の部屋だと遅くなる場合、
電波の届き方に問題があります。

この場合、
回線ではなくWi-Fi環境が原因だと判断できます。

いくつかの方法を組み合わせることで、
無駄な対策をせずに、原因を正確に見極めることができます。

Wi-Fiが原因だった場合の改善策

ルーターを最新規格に買い替える

Wi-Fiが原因で遅くなっている場合、もっとも効果が出やすい対策がルーターの買い替えです。
古いルーターは、現在の回線速度や利用環境に対応しきれていないことがあります。

特に、
・数年以上前に購入した
・契約回線を高速プランに変更した
といった場合は、ルーターが足を引っ張っている可能性が高いです。


ルーターの設置場所を見直す

ルーターは、置き場所によって電波の届き方が大きく変わります。
床に近い場所や部屋の隅に置いていると、
電波がうまく広がらず、通信が不安定になりがちです。

できるだけ、
・部屋の中央
・見通しの良い位置
・家電から少し離した場所
に設置することで、Wi-Fi環境が改善しやすくなります。


周波数帯を手動で切り替える

Wi-Fiルーターが自動で周波数帯を切り替えている場合でも、
環境によってはうまく機能しないことがあります。

通信が不安定なときは、
2.4GHzと5GHzを手動で切り替して試すことで、
速度や安定性が改善するケースがあります。


中継器・メッシュWi-Fiを検討する

部屋数が多い、
上下階がある、
壁が多いといった環境では、
ルーター1台では電波が届ききらないことがあります。

その場合は、
・中継器
・メッシュWi-Fi
を使うことで、家全体の通信を安定させやすくなります。

Wi-Fiの電波が届きにくい場合、置き場所の工夫だけでは改善しないこともあります。
そのときは、電波を補う機器を使う方法を検討してみましょう。

▶中継器とメッシュWi-Fiの違いとは?マンション・戸建て別に最適な選び方を解説
中継器とメッシュWi-Fiの違いをどんな住環境に向いているかで整理した記事です。
自分の家に合う方を選ぶ判断に使えます。

「特定の部屋だけ遅い」という場合は、
回線ではなくWi-Fi環境の拡張を検討するのが効果的です。

回線が原因だった場合の改善策

回線方式の変更・光配線化を検討する

マンションで回線が原因の場合、
建物の回線方式そのものがボトルネックになっていることがあります。

VDSL方式の場合、
どれだけWi-Fiを改善しても、
回線の上限速度や安定性を超えることはできません。

管理会社やオーナーに確認し、
光配線方式への切り替えが可能かを調べてみましょう。


プロバイダ変更・IPv6対応を確認する

回線自体は問題なくても、
プロバイダや通信方式が影響しているケースもあります。

IPv6に対応していない場合、
夜間など混雑する時間帯に速度が落ちやすくなります。

設定変更やプロバイダの見直しだけで、
改善することも少なくありません。


回線そのものを乗り換える判断基準

有線接続でも速度が出ない、
時間帯を問わず遅い、
といった場合は、回線自体の乗り換えを検討するタイミングです。

料金だけで選ばず、
・回線方式
・対応エリア
・利用者の評判
を確認した上で選ぶことが重要です。

Wi-Fi対策で改善しなかった場合は、
回線の見直しが根本的な解決につながります。

よくある質問(FAQ)

Wi-Fiルーターを変えれば必ず速くなる?

必ず速くなるとは限りません。
ルーターを買い替えても、回線自体が遅い場合は、
体感速度は大きく変わらないことがあります。

まずは有線接続で速度を確認し、
Wi-Fiが原因なのか、回線が原因なのかを切り分けることが大切です。


マンションだとWi-Fi改善には限界がある?

マンションの回線方式によっては、
Wi-Fi改善だけでは限界があります。

VDSL方式などの場合、
Wi-Fi環境を整えても、
回線の上限速度以上は出ません。

この場合は、
回線方式の変更や乗り換えを検討する必要があります。


工事なしでできる対策はどこまで有効?

ルーターの設置場所変更や周波数帯の切り替え中継器の導入などは工事なしでできる対策です。
Wi-Fiが原因の場合はこれらの対策だけでも通信が安定するケースは多くあります。

ただし、回線が原因の場合は、
工事なしでの改善には限界がある点も理解しておきましょう。

まとめ|まずは「Wi-Fiか回線か」を切り分けることが最優先

Wi-Fiが遅いと感じたとき、すぐに「回線が悪い」と決めつけてしまうのはおすすめできません。

実際には、
・Wi-Fiルーターの性能
・設置場所や電波環境
・使い方や時間帯
といった、自宅内のWi-Fi環境が原因になっているケースが多くあります。

一方で、マンションの回線方式や契約内容によっては、Wi-Fi対策をどれだけ行っても改善しない場合もあります。
そのため重要なのは、Wi-Fiと回線を切り分けて原因を見極めることです。

有線接続での速度確認や、場所・時間帯を変えたチェックを行うだけでも、無駄な出費や遠回りを避けることができます。
まずは「どこが遅さの原因なのか」を確認し、その結果に合った対策を選ぶことが、通信環境を改善する一番の近道です。

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