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Wi-Fiが遅い原因とは?回線・ルーター・設置場所別にやさしく解説

目次

はじめに|Wi-Fiが遅い原因はひとつではありません

「Wi-Fiが遅い」「動画が止まる」「ページの表示に時間がかかる」と感じたとき、多くの人は「回線が悪いのでは?」と思いがちです。
しかし実際には、Wi-Fiが遅くなる原因は回線だけとは限りません

たとえば、
・契約している回線や建物の回線方式
・使っているルーターの性能や設定
・ルーターの置き場所や周囲の環境
といったように、いくつかの要因が重なって速度低下が起きるケースが多くあります。

原因を正しく切り分けずに対策をすると、
「ルーターを買い替えたのに速くならない」
「中継器を置いたけど改善しなかった」
といった遠回りになりがちです。

この記事では、Wi-Fiが遅くなる原因を
回線・ルーター・設置場所の3つに分けて、
初心者の方でも状況を判断しやすいよう、やさしく整理して解説します。

「自分の家では何が原因なのか」を見極めるヒントを知り、
ムダな出費をせず、今できる改善策を見つけたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

Wi-Fiが遅いと感じる主な症状

Wi-Fiの不調は、「まったく使えない」状態だけでなく、日常のちょっとしたストレスとして現れることが多いです。ここでは、多くの人が感じやすい代表的な症状を整理します。

動画が止まる・画質が落ちる

YouTubeやNetflixなどの動画を見ているときに、
・再生が途中で止まる
・自動的に画質が下がる
といった症状が出る場合、Wi-Fiの通信が安定していない可能性があります。

特に、家族が同時に動画視聴やゲームをしている時間帯は、通信量が増えやすく、遅さを実感しやすくなります。

Webページの表示に時間がかかる

検索結果をタップしてからページが表示されるまでに時間がかかる、
画像がなかなか読み込まれない、
といった場合も、Wi-Fiが遅くなっているサインのひとつです。

この症状は、回線速度が不足している場合だけでなく、ルーターの処理能力や設置環境が影響していることもあります。

夜や休日だけ極端に遅くなる

日中は問題ないのに、夜や休日になると急に遅くなる場合は、
・回線の利用者が集中している
・建物全体で回線を共有している
といった可能性が考えられます。

時間帯によって速度が変わるかどうかは、原因を切り分ける重要なヒントになります。

回線が原因でWi-Fiが遅くなるケース

Wi-Fiが遅いと感じるとき、まず疑われやすいのが「回線そのもの」です。回線に余裕がない場合、どれだけ良いルーターを使っていても、通信速度は伸びません。

マンション・アパートで回線を共有している

集合住宅では、建物全体で同じ回線を使っているケースが多くあります。
そのため、住人の利用が増える時間帯には、1世帯あたりの通信速度が下がりやすくなります。

このように、マンションやアパートでは回線の仕組みそのものが、速度低下の原因になっていることがあります。
まずは、自宅がどの回線方式なのかを知ることが、正しい対策への第一歩です。

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VDSL方式・LAN配線方式などの影響

マンションでは、光回線が各部屋まで直接届いていないことがあります。
たとえば、
・電話回線を使うVDSL方式
・LANケーブルで各部屋につながっているLAN配線方式
などの場合、速度の上限が低かったり、混雑の影響を受けやすい傾向があります。

契約している回線速度がそもそも遅い

契約しているプランの最大速度が低い場合、
動画視聴やオンライン会議を同時に行うと、通信が追いつかなくなることがあります。

特に、古いプランをそのまま使っている場合は、現在の利用状況に合っていない可能性があります。

利用者が集中する時間帯に速度が落ちる

夜間や休日に遅くなる場合、回線事業者側の混雑が原因となっていることもあります。
この場合、自宅の機器を見直しても改善しにくく、回線プランや事業者の変更が対策になるケースもあります。

ルーターが原因でWi-Fiが遅くなるケース

回線自体に問題がなくても、ルーターの性能や状態が原因でWi-Fiが遅くなることはよくあります。ルーターは、回線の速さをそのまま活かせるかどうかを左右する重要な機器です。

ルーターの性能が回線速度に追いついていない

高速な光回線を契約していても、ルーターの性能が低いと、その速さを十分に引き出せません。
特に、数年前に購入したルーターを使い続けている場合は注意が必要です。

回線に問題がない場合、次に見直したいのがWi-Fi機器や電波の届き方です。
住環境によっては、ルーター1台ではカバーしきれないこともあります。

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Wi-Fi規格(Wi-Fi5/6/6E)の違い

ルーターには対応しているWi-Fi規格があります。
新しい規格ほど、通信速度や同時接続の安定性が向上しています。

たとえば、
・Wi-Fi5:一般的な利用向け
・Wi-Fi6/6E:複数台接続や動画視聴に強い
といった違いがあります。

スマホやパソコンが新しくても、ルーターが古い規格のままだと速度が出にくくなります。

古いルーターを長年使っている

ルーターは家電と同じで、長く使うほど性能が落ちたり、最新の通信環境に合わなくなります。
5年以上使っている場合は、故障していなくても買い替えを検討する目安になります。

同時接続台数が多すぎる

スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機など、同時に多くの機器をつないでいると、ルーターに負荷がかかります。
家族全員が使う時間帯に遅くなる場合は、この影響が考えられます。

ルーターの設定・更新が不十分

初期設定のまま使っていると、通信が最適化されていないことがあります。
また、ファームウェアと呼ばれる内部ソフトが古いままだと、速度や安定性に影響する場合もあります。

定期的な更新や設定の見直しも、Wi-Fi改善の大切なポイントです。

設置場所が原因でWi-Fiが遅くなるケース

回線やルーターに問題がなくても、置き場所が悪いだけでWi-Fiは遅くなります。電波は目に見えませんが、通りやすい場所・通りにくい場所がはっきりあります。

ルーターが部屋の端や床に置かれている

Wi-Fiの電波は、ルーターを中心に周囲へ広がります。
そのため、部屋の隅や床に直接置いていると、電波が家全体に届きにくくなります。

できるだけ
・部屋の中央付近
・棚の上など少し高い位置
に置くことで、電波が均等に広がりやすくなります。

壁・床・家具に電波が遮られている

Wi-Fiの電波は、壁や床、家具を通過するたびに弱くなります。
特に、鉄筋コンクリートの壁や水回りの近くは、電波が遮られやすい環境です。

ルーターと使う部屋の間に壁が多い場合、速度低下の原因になりやすくなります。

電子レンジや家電の近くに設置している

電子レンジやコードレス電話など、一部の家電はWi-Fiと同じ周波数帯を使います。
これらの近くにルーターを置いていると、電波干渉によって通信が不安定になることがあります。

家電から少し距離を取るだけでも、改善するケースは少なくありません。

Wi-Fiと回線、どちらが原因かを見分ける方法

Wi-Fiが遅いときは、「回線が悪いのか」「Wi-Fi環境が原因なのか」を切り分けることが重要です。ここでは、専門知識がなくてもできる、シンプルな確認方法を紹介します。

有線接続で速度を確認する

パソコンをLANケーブルで直接ルーターにつなぎ、通信速度を測ってみてください。
この状態で速度が安定している場合、回線自体は問題なく、Wi-Fi側に原因がある可能性が高くなります。

一方、有線でも遅い場合は、回線や契約プラン、回線方式が影響していると考えられます。

スマホとパソコンで速度を比較する

同じ場所で、スマホとパソコンの通信速度を比べてみるのも有効です。
機器によって速度差が大きい場合は、端末側の性能やWi-Fi規格の違いが影響していることがあります。

ルーターの近くと離れた場所で試す

ルーターのすぐ近くと、別の部屋など離れた場所で通信速度を比べてみましょう。
近くでは速く、離れると遅くなる場合は、設置場所や電波の届きにくさが原因と考えられます。

このように場所を変えて試すことで、問題の切り分けがしやすくなります。

Wi-Fiが遅いときにまず試したい基本対策

原因がはっきり分からない場合でも、まず試しておきたい基本的な対策があります。これらは費用をかけずにできるものが多く、改善につながるケースも少なくありません。

ルーターの再起動をする

ルーターは長時間稼働し続けると、内部処理が不安定になることがあります。
一度電源を切り、数分待ってから再起動するだけで、速度や安定性が改善する場合があります。

設置場所を見直す

前のセクションで触れたように、ルーターの置き場所は通信品質に大きく影響します。
部屋の中央付近、高い位置、障害物の少ない場所に移動することで、体感速度が向上することがあります。

周波数帯(2.4GHz/5GHz)を使い分ける

Wi-Fiには主に2.4GHzと5GHzの周波数帯があります。
・2.4GHz:電波が遠くまで届きやすいが、干渉を受けやすい
・5GHz:速度が出やすいが、壁に弱い

部屋の位置や使い方に応じて切り替えることで、通信が安定しやすくなります。

それでも改善しない場合の対処法

基本的な対策を試してもWi-Fiの遅さが改善しない場合は、環境そのものを見直す必要があります。ここでは、次の一手として検討したい代表的な対処法を整理します。

中継器・メッシュWi-Fiを検討する

家が広い、部屋数が多い、壁が多いといった場合は、ルーター1台では電波が届きにくいことがあります。
そのような環境では、
・電波を中継する中継器
・家全体をカバーするメッシュWi-Fi
の導入が有効です。

特に、複数階や奥まった部屋で遅さを感じる場合は、設置環境の問題を補いやすくなります。

ルーターの買い替えを検討する

長年使っているルーターや、古いWi-Fi規格のままの場合は、買い替えによる改善が期待できます。
最新のルーターは、複数台同時接続や混雑時の安定性が向上しているため、家族での利用にも向いています。

回線プラン・回線事業者の見直しを考える

有線接続でも速度が出ない場合や、時間帯による遅さが極端な場合は、回線側がボトルネックになっている可能性があります。
この場合は、回線プランの変更や、別の回線事業者への乗り換えが根本的な解決につながることもあります。

機器や設置場所を見直しても改善しない場合は、回線そのものを見直す判断が必要になることもあります。
ただし、闇雲な乗り換えはおすすめできません。

▶ Wi-Fiが遅い原因は回線?乗り換え前に確認すべきチェックポイントを解説
回線を変えるべきケースと、変えなくても良いケースを分かりやすく整理した記事です。
「本当に乗り換えが必要か」を判断するための基準が分かります。

まとめ|原因を切り分ければWi-Fiは改善しやすい

Wi-Fiが遅いと感じたとき、原因はひとつではありません。
回線、ルーター、設置場所のどこに問題があるかを整理することで、無駄な対策を避けやすくなります。

まずは、
・時間帯によって遅くなるか
・有線接続では問題ないか
・ルーターの近くと離れた場所で差があるか
といったポイントを確認してみてください。

原因を切り分けたうえで、
設置場所の見直しや設定変更で改善できるケースもあれば、
ルーターや回線の見直しが必要な場合もあります。

焦って機器を買い替える前に、今の環境を一度整理することが、
Wi-Fi改善への近道になります。

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