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はじめに|「転用」と「事業者変更」は何が違うのか

光回線の乗り換えを調べていると、「転用」と「事業者変更」という言葉が出てきて、
結局どっちが自分に当てはまるのか分からない と感じる方は多いです。
この2つはどちらも、
「工事をせずに光回線を乗り換えられる方法」
という共通点がありますが、今どの回線を契約しているかによって選ぶ手続きがまったく異なります。
簡単にいうと、
- フレッツ光を使っている人 → 転用
- すでに光コラボを使っている人 → 事業者変更
という違いがあります。
ただし、言葉だけを見ると分かりにくく、
「転用と事業者変更の違いがあいまいなまま申し込んでしまう」
という失敗も少なくありません。
この記事では、
転用と事業者変更の違いを初めての人でも迷わず理解できるように、
仕組み・手続き・判断基準を順番にやさしく解説していきます。
まずは、光回線の乗り換えで使われる基本的な手続きの種類から整理していきましょう。
光回線の乗り換えで出てくる3つの手続きパターン
光回線を見直そうとすると、「新規契約」「転用」「事業者変更」という3つの手続き方法が出てきます。
これらは似ているようで、契約状況によって選べる方法がまったく違うため、最初に整理しておくことが大切です。
新規契約とは
新規契約とは、これまで光回線を使っていない状態から新しく契約する方法です。
また、一度光回線を解約し、設備を撤去したあとにもう一度契約する場合も新規契約に該当します。
新規契約の特徴は以下のとおりです。
- 回線工事が必要になることが多い
- 開通までに時間がかかりやすい
- 工事費が発生する場合がある
「引っ越し先で初めて光回線を契約する」といったケースが、新規契約の代表例です。
転用とは
転用とは、フレッツ光を利用している人が光コラボへ切り替える手続きのことです。
NTTの回線設備はそのまま使い、契約先だけを変更します。
転用の主な特徴は次のとおりです。
- フレッツ光 → 光コラボへの変更
- 原則として回線工事は不要
- 転用承諾番号の取得が必要
「今はフレッツ光を使っていて、料金やサービスを見直したい人」が対象になります。
事業者変更とは
事業者変更とは、すでに光コラボを使っている人が、別の光コラボへ乗り換える手続きです。
こちらも回線設備は変わらず、契約する事業者だけを切り替えます。
事業者変更の特徴は以下のとおりです。
- 光コラボ → 別の光コラボへの変更
- 工事不要で切り替えられる
- 事業者変更承諾番号が必要
たとえば、ドコモ光からソフトバンク光へ乗り換える場合は、事業者変更に該当します。
転用とは?フレッツ光から光コラボへ切り替える方法
転用とは、現在フレッツ光を契約している人が、光コラボへ乗り換える手続きのことです。
回線そのものはNTTの設備をそのまま使い、契約先だけを光コラボ事業者に変更します。
「フレッツ光は使っているけど、料金が高い」「プロバイダーが別で分かりにくい」
こうした悩みを持っている人が、転用を選ぶケースが多いです。
転用の意味と対象となる人
転用の対象になるのは、以下のような人です。
- フレッツ光(東日本・西日本)を契約している
- プロバイダーが別契約になっている
- 光コラボはまだ使ったことがない
フレッツ光は「回線」と「プロバイダー」が別契約ですが、
光コラボではこれが1つの契約にまとめられるのが大きな特徴です。
転用の手続きの流れ
転用の手続きは、思っているよりもシンプルです。
- フレッツ光で転用承諾番号を取得
- 乗り換え先の光コラボに申し込む
- 切り替え日に自動で回線が移行
工事がないため、インターネットが使えない期間がほぼ発生しないのも安心ポイントです。
転用承諾番号の取得方法
転用には、転用承諾番号という専用の番号が必要です。
これは、フレッツ光から「転用してもよい」という意思確認のための番号です。
- NTT東日本・西日本の窓口で取得
- Webまたは電話で申し込み可能
- 有効期限は15日間
期限を過ぎると再取得が必要になるため、取得後は早めに申し込むのが安心です。
転用時に必要なもの
転用の手続きを進める際は、次の情報を手元に用意しておくとスムーズです。
- フレッツ光のお客さまID
- 契約者名・住所
- 転用承諾番号
事前に準備しておくことで、申し込み時の入力ミスや手戻りを防げます。
転用のメリット
転用には、次のようなメリットがあります。
- 回線工事なしで切り替えられる
- 月額料金が分かりやすくなる
- セット割やキャンペーンが使える場合がある
特に、スマホとのセット割を使える光コラボに転用すると、
毎月の通信費を抑えやすくなります。
転用のデメリット・注意点
一方で、転用には注意点もあります。
- フレッツ光専用のオプションが使えなくなることがある
- プロバイダー変更によりメールアドレスが変わる場合がある
- 転用後はフレッツ光に戻すのが簡単ではない
契約内容をよく確認したうえで、転用するか判断することが大切です。
事業者変更とは?光コラボ同士を乗り換える方法
事業者変更とは、すでに光コラボを利用している人が、別の光コラボへ切り替える手続きのことです。
回線設備はそのままで、契約する光コラボ事業者だけを変更します。
「今の光コラボに不満はあるけど、工事はしたくない」
そんな人にとって、事業者変更は現実的で使いやすい乗り換え方法です。
事業者変更の意味と対象となる人
事業者変更の対象になるのは、次のような人です。
- すでに光コラボを契約している
- 月額料金やキャンペーンを見直したい
- 通信品質やサポートに不満がある
たとえば、ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光など、
光コラボ同士の乗り換えはすべて事業者変更に該当します。
事業者変更の手続きの流れ
事業者変更も、転用と同じく工事なしで進められます。
- 現在の光コラボで事業者変更承諾番号を取得
- 乗り換え先の光コラボに申し込む
- 切り替え日に自動で事業者が変更される
基本的には、利用者側で特別な設定を行う必要はありません。
事業者変更承諾番号の取得方法
事業者変更には、事業者変更承諾番号が必要です。
これは、現在の光コラボ契約を引き継いで変更するための番号です。
- 契約中の光コラボ事業者の窓口で取得
- 電話や会員ページから申請可能
- 有効期限は15日間
転用と同様、有効期限が短いため、取得後は早めに申し込みましょう。
事業者変更時に注意すべきポイント
事業者変更を行う際は、次の点に注意が必要です。
- 事業者独自のオプションは引き継げない場合がある
- メールアドレスが変更になることがある
- Wi-Fiルーターの再設定が必要なケースもある
事前に「何が引き継がれて、何が変わるのか」を確認しておくと安心です。
事業者変更のメリット
事業者変更のメリットは次のとおりです。
- 回線工事が不要で手間が少ない
- キャンペーンや割引を利用しやすい
- 料金プランを見直しやすい
とくに、乗り換えキャンペーンを活用すると、
初期費用を抑えながら条件を改善できる場合があります。
事業者変更のデメリット・注意点
一方で、次のようなデメリットもあります。
- 契約期間によっては違約金が発生することがある
- 乗り換え先によって通信条件が微妙に変わる場合がある
- サポート体制が合わないこともある
料金だけでなく、サポートや使い勝手も含めて比較することが大切です。
【比較表あり】転用と事業者変更の違いを一目で比較
ここまで読んで、「仕組みは分かったけれど、結局どこがどう違うのかを整理したい」と感じている方も多いと思います。
そこでこの章では、転用と事業者変更の違いをポイントごとに分かりやすく比較していきます。
契約元・手続きの違い
転用と事業者変更の最大の違いは、今どこと契約しているかです。
- 転用
フレッツ光 → 光コラボへ切り替える手続き - 事業者変更
光コラボ → 別の光コラボへ切り替える手続き
どちらも「光回線の乗り換え」ですが、出発点となる契約が異なるため、取得する番号や窓口が変わります。
工事の有無・費用の違い
転用と事業者変更は、どちらも基本的に回線工事は不要です。
- 既存のNTT回線設備をそのまま利用
- 開通工事費がかからないケースがほとんど
- インターネットが使えない期間が発生しにくい
この点は両者の共通点で、「新規契約」と大きく違うメリットといえます。
手続きにかかる期間の違い
手続き期間も大きな差はありません。
- 承諾番号の取得:即日〜数日
- 申し込みから切り替え:1〜2週間程度が目安
転用・事業者変更ともに、スムーズに進めば短期間で完了します。
向いている人の違い
最後に、どちらが自分に向いているかを簡単に整理します。
- 転用が向いている人
・フレッツ光を使っている
・料金や契約をシンプルにしたい - 事業者変更が向いている人
・すでに光コラボを使っている
・条件やキャンペーンを見直したい
この判断ができれば、手続きで迷うことはほとんどありません。
自分はどっち?転用と事業者変更の判断基準
転用と事業者変更の違いが分かっても、
「自分の場合はどちらになるのか」で迷う方は少なくありません。
ここでは、今の契約状況ごとに判断できる基準を整理します。
ここでつまずきやすいのが、転用と事業者変更それぞれで必要になる「承諾番号」の違いです。
この仕組みを理解しておくと、手続きで迷うことがなくなります。
転用と事業者変更で必要になる承諾番号の違いを、「どの人が・どのタイミングで・どこから取得するのか」に絞って解説した記事です。
番号の有効期限や、間違えやすいポイントも分かるため、申し込みをスムーズに進めたい人に役立ちます。
フレッツ光を使っている人
現在、フレッツ光(東日本・西日本)を契約している場合は、
選択肢は 転用 になります。
フレッツ光は、回線とプロバイダーが別契約のため、
- 月額料金が分かりにくい
- プロバイダー変更が面倒
- スマホとのセット割が使えない
といった不満が出やすい傾向があります。
このような場合、転用によって光コラボへ切り替えることで、
料金や契約をまとめてシンプルにできるのが大きなメリットです。
すでに光コラボを使っている人
ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光など、
すでに光コラボを利用している場合は 事業者変更 が該当します。
事業者変更が向いているのは、次のようなケースです。
- 月額料金をもう少し下げたい
- 乗り換えキャンペーンを利用したい
- サポート対応や通信品質を見直したい
工事なしで切り替えられるため、
手間をかけずに条件改善を狙いたい人に向いています。
マンション・戸建てで判断は変わる?
基本的に、転用か事業者変更かの判断は、
マンションか戸建てかでは変わりません。
重要なのは、以下の2点です。
- 今の契約が「フレッツ光」なのか
- それとも「光コラボ」なのか
建物の種類よりも、現在の契約内容を確認することが、最も確実な判断方法です。
転用・事業者変更でよくある質問
転用や事業者変更は工事不要で進められる反面、
細かい点が分かりにくく、不安を感じやすい手続きでもあります。
ここでは、よくある疑問をまとめて解消していきます。
工事は本当に不要?
基本的に、転用・事業者変更ともに回線工事は不要です。
すでに引き込まれているNTTの光回線設備をそのまま利用するため、
立ち会い工事や配線作業は発生しません。
ただし、次のようなケースでは例外的に工事が必要になることがあります。
- 配線方式を変更する場合
- 建物の設備状況に問題がある場合
多くの家庭では、申し込みだけで切り替えが完了します。
メールアドレスやWi-Fiはそのまま使える?
メールアドレスは、プロバイダー依存のため注意が必要です。
- フレッツ光+プロバイダーのメール
- 光コラボ独自のメールアドレス
これらは、乗り換え後に使えなくなることがあります。
必要な場合は、事前にバックアップやアドレス変更を検討しましょう。
Wi-Fiルーターについては、
多くの場合そのまま使えますが、
事業者指定の設定が必要になるケースもあります。
解約金や違約金は発生する?
転用・事業者変更そのものでは、
NTT回線の解約金は発生しません。
ただし、以下の場合は注意が必要です。
- 契約更新月以外での乗り換え
- 事業者独自の最低利用期間がある
現在の契約内容を事前に確認しておくことで、
余計な費用を防ぐことができます。
失敗しやすいポイントは?
よくある失敗例として、次のようなケースがあります。
- 転用と事業者変更を勘違いして申し込む
- 承諾番号の有効期限切れ
- メールアドレスの引き継ぎ忘れ
どれも事前に確認しておけば防げる内容なので、
焦らず順番に進めることが大切です。
実際には、転用や事業者変更で「もっと早く知っておけばよかった」という失敗も少なくありません。
よくある注意点を事前に把握しておくと安心です。
転用や事業者変更でよくある失敗例と、その回避方法をまとめた記事です。承諾番号の期限切れや、違約金の見落としなど、
事前に知っておきたい注意点を短時間で確認できます。
まとめ|転用と事業者変更の違いを理解して失敗しない乗り換えを
転用と事業者変更は、どちらも工事なしで光回線を乗り換えられる便利な方法ですが、
選ぶ手続きは「今の契約先」によってはっきり分かれます。
ポイントを整理すると、
- 転用
フレッツ光を使っている人が、光コラボへ切り替える方法 - 事業者変更
すでに光コラボを使っている人が、別の光コラボへ乗り換える方法
この違いを理解していないと、
「手続きが進まない」「申し込みをやり直す」といった無駄が発生しやすくなります。
迷ったときは、まず
自分がフレッツ光なのか、光コラボなのかを確認する
これだけで判断はほぼ決まります。
とはいえ、「今の契約がフレッツ光なのか光コラボなのか分からない」という方も多いはずです。
そんなときは、契約先を簡単に確認する方法をチェックしておきましょう。
請求書や会員ページを使って簡単に確認する方法をまとめた記事です。
転用か事業者変更かを間違えずに判断したい人向けの内容です。
正しく選べば、回線工事の手間をかけずに、
料金やサービス内容を見直すことができます。
ぜひ、自分の契約状況に合った方法で、納得のいく乗り換えを進めてください。